- GMOコインはどんな会社?
- GMOコインを利用するメリットは?
- GMOコインの取引で気をつけることはある?
今回はこうした悩みや疑問にお答えします。
仮想通貨取引所はそれぞれ独自のサービスを展開しているので、どこを選べばよいか分からない人も多いでしょう。そこで今回は、2022年にオリコン顧客満足度調査No.1に選ばれたGMOコインをご紹介します。
この記事を読めばGMOコインのメリット・デメリットが分かるので、納得したうえで仮想通貨取引ができますよ。
GMOコインの基本情報を紹介
取引所名 | GMOコイン |
運営元 | GMOコイン株式会社 |
設立年 | 2016年10月 |
金融庁登録番号 | 関東財務局長第00006号 |
URL | https://coin.z.com/jp/ |
最小注文数量 | ビットコイン(BTC):0.0001 BTC / 回 イーサリアム(ETH):0.01 ETH / 回 ビットコインキャッシュ(BCH):0.01 BCH / 回 ライトコイン(LTC):0.1 LTC / 回 XRP:1 XRP / 回 XEM:1 XEM / 回 XLM:1 XLM / 回 BAT:1 BAT / 回 QTUM:0.1 QTUM / 回 XYM:1 XYM / 回 MONA:1 MONA / 回 |
取扱通貨 | BTC・ETH・BCH・LTC・XRP・XEM・XLM・BAT・QTUM・XYM・MONA |
手数料 | 各種手数料ゼロ |
GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社として設立され、2017年に現在の社名に変更されました。
各種手数料ゼロ、堅牢なセキュリティと管理体制、取扱銘柄数国内No.1が特徴で、口座開設も最短10分でできる暗号資産取引所です。
GMOコイン株式会社は平成30年2月1日に金融庁の立入検査が行われ、業務改善命令が発出されたと関東財務局が公表しています。
その後GMOコインは関東財務局に対し、以下の改善プランを盛り込んだ業務改善計画書を提出したと公表しました。
- 経営管理態勢
- コンティンジェンシープラン・障害発生時の対応態勢
- 情報セキュリティ・サイバーセキュリティ管理態勢
- 品質管理・構成管理態勢
現在では種類もの取引が行える仮想通貨取引所となり、2022年にはオリコン顧客満足度調査No.1に選ばれています。
- 販売所(ビットコイン・アルトコインの購入・売却)
- 取引所(暗号資産の購入・売却・レバレッジ取引)
- 暗号資産FX(ビットコインFX、その他暗号資産のレバレッジ取引)
- 貸暗号資産
- つみたて暗号資産
- ステーキング
- API
仮想通貨の初心者からベテラン投資家まで、幅広い層の人にオススメできるのがGMOコインの強みです。
GMOコインを使うメリットとは?
GMOコインを使うメリットは、簡単に言うと「手数料ゼロ」「手軽さ」「取引で利益を出しやすい」といった特徴が挙げられます。
取引のたびに手数料がかかると、運用資金が目減りして利益も小さくなりますが、GMOコインならその心配は無用です。
取引内容によっては不労所得として利益を受け取れるので、普段忙しい人でも簡単に仮想通貨取引ができます。
通常の取引でも、スプレッドの狭さやMaker手数料のおかげで利益が出しやすい仕組みとなっています。詳しい内容は次の項目から解説しましょう。
- 手数料が本当にかからない
- レンディングで不労所得を得ることができる
- 東証一部の会社が運営している安心感
- スプレッドがかなり狭い
- Maker手数料をもらえる
手数料が本当にかからない
GMOコインは取引所の利用で生じる手数料がほとんど無料です。
入金手数料 | 出金手数料 | |
日本円(JPY) | 即時入金:無料 振込入金:手数料は顧客負 | 無料 大口出金:400円 |
暗号資産(仮想通貨) | 無料 (マイナーへの支払いは手数料負担が発生 | 無料 |
取引手数料 | 手数料 | ロスカット手数料 | レバレッジ強制決済手数料 | 追証による|
販売所 | 無料 | - | - | - |
取引所 (現物取引) | Maker:-0.01% Taker:0.05% Maker:-0.03% Taker:0.09% (銘柄によって異なる) | - | - | - |
取引所 (レバレッジ) | 無料 | 建玉ごとに0.5% | 建玉ごとに0.04% / 日 | 建玉ごとに0.5% |
暗号資産FX | 無料 | 無料 | 建玉ごとに0.04% / 日 | 建玉ごとに0.5% |
例えばコインチェックで3万円以上50万円未満のクイック入金をすると、手数料は1018円かかります。一方、GMOコインは即時入金が無料です。
もしコインチェックで3万円以上50万円未満のクイック入金を10回行うと、1万180もの金額が差し引かれてしまいます。なるべく手数料を取られたくない人は、迷わずGMOコインで口座開設しましょう。
レンディングで不労所得を得ることができる
レンディングとはGMOコインで取引できる「貸暗号資産」を指します。ほったらかし投資をしながら不労所得を受け取れる方法で、普段忙しい人でも簡単に取引できます。
GMOコインで取り扱っている全ての銘柄を貸し出すことが可能で、年率1%コース(1ヶ月)と年率3%コース(3ヶ月)から選択します。
公式サイトでシミュレーションしてみると、ビットコインで年率3%・貸出数量0.1BTCの場合、日本円にすると3686円相当の利息が受け取れます。(2022年4月28日計算時点の数値)
貸出手順も非常にシンプルです。会員ホームのメニューから「貸暗号資産」を選択し、貸出したい銘柄を選び、期間を選択するだけで完了します。
貸出期間 | 年率 3%コース(3ヶ月) 年率 1%コース(1ヶ月) |
受付時間 | 24時間365日(メンテナンス時を除く) |
貸出開始日・償還日 | 毎月15日(土日祝の場合は翌平日) |
最小貸出数量 | 0.1 BTC / 回 |
最小貸出単位 | 0.1 BTC / 回 |
最大貸出数量 | 100 BTC / 月 (貸出開始日が同じ受付分に対して、各コースの合計が100 BTCを超える場合は新規受付不可) |
貸借料付与日 | 100 BTC / 月 (貸出開始日が同じ受付分に対して、各コースの合計が100 BTCを超える場合は新規受付不可) |
貸借料付与日 | 償還時 |
中途解約手数料 | 償還時に受取予定の貸借料の10% |
GMOコインの貸暗号資産は、他社と異なり中途解約が可能です。ただし手数料が高いので、なるべく償還まで待つようにしましょう。
東証一部の会社が運営している安心感
GMOコインの親会社は東証一部上場企業の「GMOインターネット株式会社」です。
FX事業・ネット証券・インターネットインフラ事業も手掛けており、豊富な金融ノウハウと国内最高水準のセキュリティが強みです。
金融事業のメインである「GMOクリック証券」はFX取引高が世界1位になるなど、道グループの金融事業における信頼性はとても高いと言えます。
同社は過去に業務改善命令が出されたものの、上記の実績を踏まえると非常に信頼できる企業に生まれ変わったと考えて良いでしょう。
スプレッドがかなり狭い
GMOコインは取引所形式を採用していることからスプレッドが狭く、取引時の負担が小さくなる仕組みになっています。
スプレッドとは取引所や販売所での購入や売却する際の買値(Ask)と売値(Bid)の差額を意味します。
言い換えると「売買を手助けする仲介業者への手数料」のようなものです。つまりスプレッドが狭い = 差額が小さいため、顧客のスプレッド負担が小さくなるのです。
例えば買い手が1万円分のビットコイン購入を検討している時に、「1万2000円で購入」と表記されていれば、この2000円がスプレッドになります。
つまりスプレッドが大きくなると、高値で買って安値で売る状態になるため、買い手の損失が大きくなるのです。そのため普段からスプレッドが狭いGMOコインでの取引は、仮想通貨取引で稼ぎやすいと言えるでしょう。
ただし通貨の価格が急激に変化すると、どの取引所でもスプレッドが大きくなるので気を付けてください。
Maker手数料をもらえる
「手数料が本当にかからない」でお伝えした取引手数料の中にMaker手数料があります。これがマイナスになっている時、投資家は差額分を手数料として受け取れます。
Maker手数料とは、取引板にない数値を指値注文した時にかかる手数料です。Maker = 市場に新しい価格を提供する人は、取引所にとって非常にありがたい存在です。
よってマイナス手数料が設定されている取引が成立すると、取引所から手数料をもらえます。Maker手数料は現物取引が成立するともらえますが、取引銘柄によって手数料が変わります。詳しくはこちらをご覧ください。
GMOコインを使うデメリットとは?
GMOコインを利用する前に、デメリットも把握しておきましょう。
2021年4月21日より、金融商品取引法に基づき追加証拠金(追証)制度が導入されました。これは保証金を担保とする取引で、委託保証金維持率を下回った場合に追加で収める金額を指します。
また仮想通貨の相場が急激に荒れると、取引規制が入る可能性もあります。ただしこれはGMOコインだけに限りません。詳しい内容は次の項目から解説します。
- 仮想通貨FXでは追証が発生する
- 相場が荒れると規制が入る可能性がある
仮想通貨FXでは追証が発生する
「GMOコインサポート」には、土日祝日を含む毎営業日の6:30時点で、証拠金維持率が100%を下回った場合に追証が発生する、と記載されています。
追証が発生すると解消期限までに口座に入金反映する必要があります。追証が解消されない場合、全建玉の強制決済が行われます。
FXにはロスカットというシステムがあり、一定の証拠金維持率を下回った場合に取引を強制終了させます。これは本来投資家の損失を小さくする効果があります。
ところが、相場の急激な上下によって損失が膨らむ・証拠金が足りずに損失が取り戻せないといった場合、追証で多額の資金を投入しなければなりません。
追証を繰り返すと数百万単位の資金が必要になるケースもあるため、くれぐれも用心してください。
相場が荒れると規制が入る可能性がある
ごくまれにですが、運営による一時的な売り規制・買い規制が入ります。場合によっては大きな損失にもつながるため注意が必要です。
他にも取引規制がかかるケースは、「GMOコインサポート」によると「暗号資産FXで不足金が発生した時」「追証が発生した時」と記載されています。
しかし取引規制の対策は簡単です。他の取引所や異なる投資方法を駆使して分散投資を図り、GMOコインだけに資産が集中するのを防ぎましょう。
分散投資しておくと、たとえGMOコインの取引規制で損失が発生しても被害が少なくなります。投資を始める時は分散投資も視野に入れておきましょう。
GMOコインとは まとめ
ざっくりまとめると…
- 手数料ゼロ・スプレッドの狭さといった利益の出しやすい仕組みが整っている
- 貸暗号資産の不労所得やMaker手数料を受け取れる
- 追証や取引規制には注意が必要
今回はGMOコインのメリット・デメリットを解説しました。オリコン顧客満足度No.1に選ばれたGMOコインは、使い勝手や稼ぎやすさで多くの投資家から注目を集めています。
本格的に仮想通貨取引をしたい人はもちろん、貸暗号資産でほったらかし投資をしたい人のニーズに答えるサービスが充実しており、誰でも気軽に利用できます。
本記事を読んでGMOコインに興味がわいた人は、ぜひ口座開設してみましょう!