ソーシャルレンディングの利回りは高い?大損や危ない案件に投資しないための注意点なども解説!

ソーシャルレンディングは高利回りで魅力的だけれど、
  • ソーシャルレンディングのリスクがわからない・・・
  • 変なところに投資するかもしれないから怖い・・・
  • ソーシャルレンディングって危険なの?

そんな疑問や不安を抱えている人も多いです。高利回りという情報のインパクトが強すぎて怪しい話に聞こえますよね。

そこで今回は、ソーシャルレンディングと他投資との利回り比較やソーシャルレンディングに潜んでいるリスクについて解説します。

この記事を読めば、ソーシャルレンディングのことを理解し、危ない案件を回避するコツがわかります。

目次

【利回り比較表】ソーシャルレンディングとその他投資

【利回り一覧表】ソーシャルレンディングとその他投資を比較

ソーシャルレンディングの魅力は高利回りであるという点です。実際、どのくらいの利回りが期待できるのでしょうか?

ここでは、ソーシャルレンディングとその他投資の利回りを比べてみましょう。一般的に言われているソーシャルレンディングの利回りと銀行の利回り、クラウドファンディング、仮想通貨レンディング(CoinCheck)の想定利回りを表で比較してみました。

想定利回りを表で比較

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想定利回り
ソーシャルレンディング5%~10%
銀行の利回り(メガバンク普通預金)0.001%
クラウドファンディング3%~5%
仮想通貨レンディング(CoinCheck)5%

一般的に言われているソーシャルレンディングの利回りは5%~10%程度です。運営会社や案件によって利回りは異なりますが、ソーシャルレンディングはかなり高い利回りが期待できます。

一方、メガバンクの普通預金の利回りは0.001%。クラウドファンディングは3%~5%、仮想通貨レンディングでも5%と言われています。

ソーシャルレンディングの利回りは非常に魅力的です。しかし、そこに潜むリスクをしっかりと理解しておく必要があります。

高利回りのソーシャルレンディングが危ないと言われる理由

高利回りのソーシャルレンディングが危ないと言われる理由

ーシャルレンディングは高利回りな反面、リスクが高く危ないと言われていることが多いです。ソーシャルレンディングが危ないと言われる主な理由は以下の3つとなります。

  • 貸倒リスクがあるから
  • 投資期間が変わる可能性があるから
  • 担保の価値が保障されていないから

それぞれを解説します。

貸倒リスクがあるから

ソーシャルレンディングは高利回りですが、一方で貸倒リスクがあります。貸倒リスクとは、資金を調達した企業が返済をしないまま倒産してしまったり、資金繰りができずに債務不履行(デフォルト)してしまったりすることです。

ソーシャルレンディングを利用する企業は、新興企業や担保力が弱い企業が多く、銀行や株式市場から資金調達が難しいという理由があります。

こうした企業は資金調達することでビジネスを急成長させる場合もありますが、高利回りのせいで返済ができなくなってしまう場合もあります。

ソーシャルレンディングは高い利回りを期待できますが、リスクも高いということを知っておきましょう。

投資期間が変わる可能性

ソーシャルレンディングは運用期間があらかじめ設定されています。しかし、投資先の企業の都合で、投資期間が伸びてしまったり短くなってしまったりして変わる可能性があります。

投資期間が伸びてしまう理由は、投資先の企業が返済を遅延している場合です。事業の成長が思わしくなく、資金繰りに窮していることが考えられます。返済が遅延すると、手元に資金が戻らず、デフォルトの可能性も心配です。

一方、投資期間が短くなる理由は、投資先の企業が期限前返済を行う場合です。満期まで資金を借りていると利息の返済が大きくなるので、期限前返済を行って利息の負担を減らそうとします。

この場合、元本が早期償還される可能性がありますが、短縮された期間分の運用益が得られませんので、予定されていた利益よりも少なくなります。

担保の価値が保障されていない

ソーシャルレンディングの場合、担保がなかったり担保の価値が保証されていなかったりすることが多いです。そもそも充分な担保があれば、銀行からもっと安い金利で資金を調達できます。

つまり、担保がないか、担保があってもその価値が低いことが多いわけです。例えば、もし土地を担保にしている場合でも、その土地の価値自体が低い可能性があるということ。

資金調達した企業がデフォルトした場合、本来なら利息や元本は担保から保証されるはずです。しかし、ソーシャルレンディングの場合は、担保があったとしても利息や元本が戻らない可能性があります。

ソーシャルレンディングは高利回りという魅力があります。しかし、リスクもあるので注意が必要です。

ソーシャルレンディングで大損を避けるための3つの対策

ソーシャルレンディングで大損を避けるための3つの対策

ソーシャルレンディングは高利回りが魅力ですが、リスクが高いというデメリットがあります。ソーシャルレンディングで大損しないためには、主に以下の3つの対策が有効です。

  • 1万円から始める
  • 担保がある程度保障されている案件を選ぶ
  • なるべく投資期間の少ないものを選ぶ

それぞれを解説します。

1万円から始める

ソーシャルレンディングは会社によりますが、1万円などの少額投資から始めることができます。少額の投資から始めることによって、大損するリスクを減らせます。

ソーシャルレンディングは、1人当たりの投資可能金額が何千万に及ぶケースもあります。そのため、少額の投資ができないように思われるかもしれません。

しかし、最少の出資単位は1万円から設定されていることが多いので、大損することが避けたい場合は大金を投入することがないようにしましょう。

余裕資金が多い場合であっても、ひとつの案件に大きな金額を投資するよりも、複数の案件に分散投資することがおすすめです。また、運営業者も1つではなく複数に分けることで、よりリスク分散することもできます。

ソーシャルレンディングは少額から始めながら、リスク分散していくことを考えましょう。

担保がある程度保障されている案件を選ぶ

ソーシャルレンディングでの貸倒リスクを少しでも抑えたいなら、担保が保障されているものを選ぶ方が良いでしょう。

担保がない案件よりも貸倒するリスクが低く、仮に貸倒が起きたとしても担保があれば資金が戻ってくる可能性があります。

元本割れするリスクはありますが、ソーシャルレンディングで大損をするのを避けることができるでしょう。

なるべく投資期間の少ないものを選ぶ

ソーシャルレンディングでは、なるべく投資期間が少ないものを選ぶと大損するリスクを減らせます。

ソーシャルレンディングでの運用期間が長いということは、自分の資金が手元からずっと離れてしまっている状態です。ソーシャルレンディングは基本的に途中解約ができませんので、他の投資に回したり資金を別のことに使ったりすることもできません。

ソーシャルレンディングで投資している間は、そのお金は持っていないのと等しいです。

そのため一回の投資期間を短くした方が、手元に資金が戻るのも早くなりますので、ソーシャルレンディングでのリスクが抑えられます。

ソーシャルレンディングのメリットとは?

ソーシャルレンディングのメリットとは?

ここまではソーシャルレンディングのデメリットやリスクについて解説しました。ソーシャルレンディングに限ったことではありませんが、デメリットやリスクを理解することは大切です。

しかし、ソーシャルレンディングにはメリットもあります。ソーシャルレンディングの主なメリットは以下の3つ。

  • ハイリスクだけど利回りも高い
  • 一度投資したら何もしなくていい
  • 投資期間を選ぶことができる

それぞれを解説します。

ハイリスクだけど利回りも高い

ソーシャルレンディングのメリットは利回りが高いことです。冒頭で利回りの比較を紹介しておりますが、ハイリスクハイリターンのレンディングと言われています。

銀行に預けたり、株や投資信託に投資しても、お金がなかなか増えないという方は、ソーシャルレンディングを検討しても良いでしょう。

ただし、なぜ利回りが高いのか、なぜリスクが高いのかをしっかりと理解しておく必要があります。また、リスクの高さを踏まえ、必ず余裕資金を使って投資していきましょう。

一度投資したら何もしなくていい

ソーシャルレンディングのメリット2つ目は、一度投資したら何もしなくていいということ。

株式や投資信託の場合は、売るタイミングや買い増しするタイミングを常にチェックしている人も多いです。常に変動する値動きに翻弄されて、狼狽売りをしてしまう危険性もあります。

一方、ソーシャルレンディングは一度投資したら期限までずっと放置することができます。投資期間が終わるまで待っていれば、利益が入ってくるというイメージです。

ただし、ソーシャルレンディングで運用が始めると、投資期間が終わるまで基本的に解約はできないことも知っておきましょう。

投資期間を選ぶことができる

ソーシャルレンディングは、さまざまな案件があります。会社によっては投資期間がたくさんあるので、投資する期間が短いものや長いものもあり好きなものを選べます。

短いものは3カ月程度の案件から、長いものは2年程度の案件もあります。

期間を選ぶ場合も、短期の案件から長期の案件まで分散すると良いでしょう。期間を分散することで、リスクだけでなく資金が償還されるタイミングも分散できます。

資金が償還されるタイミングを分散できれば、資金が長期間に渡り手元を離れるリスクを低減できます。

利回りの高いおすすめソーシャルレンディング会社3選

おすすめのソーシャルレンディング会社3選

ソーシャルレンディングに挑戦したい人のために、おすすめのソーシャルレンディング会社を3つご紹介します。どれも低リスクで高利回りが期待できます。誰でも簡単にソーシャルレンディングを始めることができますが、リスクも理解した上で投資は自己責任でお願いいたします。

  • クラウドバンク
  • Bankers(バンカーズ)
  • Funds

それぞれを解説します。

クラウドバンク

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サービス名クラウドバンク
想定利回り6.80%(実績平均利回り)※ 2021年3月末までの1年間に運用終了した税引前のファンド実績値。なお、2021年3月末までの3年間に運用終了したファンドの税引前実績平均利回りは7.00%となっております。将来の運用成果を保証するものではありません。
運営会社日本クラウド証券株式会社
今までの応募総額1,723 億円
最低投資額1万円~
公式サイトhttps://crowdbank.jp/

クラウドバンクは、融資型クラウドファンディングで人気NO.1となっているソーシャルレンディング会社です。これまでの応募総額は1,723億円、実質平均利回りは6.80%ながら、融資原本回収率は100%を誇ります。

※2022年2月時点のクラウドバンクファンドからの融資回収率。

運用(融資)先毎に担保等を設定。つまり、融資先から回収できない場合でも、担保等による回収可能性が高く見込める仕組みとなっています。※担保等が設定されていない案件も一部あります。担保があることにより、元本が保証されるわけではありません。

最低投資金額は1万円からとなっており、ソーシャルレンディング初心者でもエントリーしやすくなっています。

主な案件としては

  • 米ドル建分散型先進国ローンファンド(海外投資)
  • 「円投資」分散型先進国ローンファンド(海外投資)
  • 香港中小企業支援型ローンファンド(海外投資)
  • 太陽光発電ファンド(国内投資)
  • 不動産担保型ローンファンド(国内投資)

などの運用実績があります。

Bankers(バンカーズ)

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サービス名Bankers(バンカーズ)
想定利回り1.86%~6%
運営会社株式会社バンカーズ
今までの応募総額24億1497万円
最低投資額1万円~
公式サイトhttps://www.bankers.co.jp/

Bankers(バンカーズ)は、融資型クラウドファンディングができるソーシャルレンディング会社です。

Bankers(バンカーズ)では親会社もセイムボート出資をして投資家とリスクを共有しています。セイムボート出資とは、ソーシャルレンディング会社のグループも投資家と共に案件に出資することです。

セイムボート出資をすることで、ソーシャルレンディング会社と投資家は同じ船に乗った運命共同体になります。これにより、ソーシャルレンディング会社が責任をもってしっかりと運用してくれるという安心感につながります。

Bankers(バンカーズ)の親会社も出資母体になるので、厳選された基準を満たした企業にのみ投資ができるという訳です。

最低投資金額は1万円からとなっているので、ソーシャルレンディング初心者でも挑戦しやすい案件が多いです。想定利回りは、1.86%~6%と案件や投資期間によってさまざまです。

主な案件としては、

  • フィンテック決済サービス事業支援ファンド
  • 不動産担保ローン事業支援ファンド
  • オートリース事業支援ファンド
  • 診療報酬債権ファクタリング事業支援ファンド
  • バンカーズ地域医療機関支援・商業手形ファンド

などの運用実績があります。

Funds

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サービス名Funds
想定利回り2.10%
運営会社ファンズ株式会社
今までの応募総額182億6910万円
最低投資額1円~
公式サイトhttps://funds.jp/

Fundsは、貸付型クラウドファンディングができるソーシャルレンディング会社です。企業に資金を貸し出す形で投資ができるので、応援したい企業や将来性のあるサービスを選んで投資ができます。

Fundsでは、Fundsに参加する企業に一定の基準を設けています。また、Fundsに参加する企業、公開予定のファンド全てに対し社内の元バンカー、公認会計士、元株式アナリストなどで構成された審査部門が審査を実施しています。株主優待に代わるFundsへの投資特典として、一部のファンドでは「Funds優待」を提供しています。

上場企業を中心に様々な企業がFundsを利用しています。不動産、銀行、サービス、情報通信、小売りなど、成長しているのに資金が足りない企業やサービスがFundsで資金を集めています。

想定利回りは2.10%と低めですが、これまでに182億円の応募総額があり正常償還率は100%。分配遅延発生件数は0件という運用成果を出しています。

最低投資金額は1円からとなっていて、資金の少ないソーシャルレンディング初心者でもエントリーしやすくなっています。

主な運用実績としては、

  • メルカリ サステナビリティファンド
  • 三菱UFJ銀行 Money Canvasファンド
  • タカラレーベン サステナビリティファンド
  • 明和地所 CLIOファンド
  • アイフルローン事業ファンド

など有名企業の案件も多くあります。

まとめ ソーシャルレンディングの利回りの高さやリスクについて

まとめ ソーシャルレンディングの利回りの高さやリスクについて

この記事ではソーシャルレンディングの利回りの高さやリスクについて解説しました。

ソーシャルレンディングについてまとめると、
  • ソーシャルレンディングは5%~10%程度の高い利回りが期待できる
  • ソーシャルレンディングには貸倒リスクや担保価値が保証されてないリスクがある
  • ソーシャルレンディングで大損しないためには1万円から始める
  • ソーシャルレンディングは一度投資をしたら何もしなくて良い
  • 優良なソーシャルレンディング会社や案件を選ぶことが大切

銀行に預金をしていても、普通預金の金利は0.001%、定期預金にしても0.002%程度。

現金で長期保有していても、インフレに負けて資産価値は下がっていきます。余裕資金は投資に回して、資産を増やす努力も必要です。

ソーシャルレンディングなら月1万円からでも投資が可能。分散投資のひとつとして、挑戦してみてはいかがでしょうか?

以上、ソーシャルレンディングの利回りの高さやリスクについてでした。

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