株式投資型クラウドファンディングとは?仕組みや特徴、始め方など徹底解説!

株式投資型-クラウドファンディングとは?-1-1

「株式投資型クラウドファンディングってなに?」

そう思っている方も多いかと思います。

そこでこの記事では、株式投資型クラウドファンディングの仕組みや特徴などを詳しく解説します。

この記事を読めば、株式投資型クラウドファンディングの魅力を知り、投資に参加できるようになります!

この記事を
ざっくりまとめると…
  • 株式投資型クラウドファンディングは未上場会社の株を買うことができる
  • 未上場株は将来、何十倍にも価格が上がる可能性がある
  • 最大800万円の税制の優遇措置がある
  • IPOやM&Aの際にしか売却することはできない
  • 株式投資型クラウドファンディングサービスはFUNDINNOがお勧め!
目次

株式投資型クラウドファンディングとは?

株式投資型クラウドファンディングとは、証券取引所に上場していない未上場株式を発行し、それをインターネットを通じて販売することで、多くの個人投資家から少額ずつ資金を集めることです。

近年、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの調達に次ぐ、未上場企業による第三の資金調達手段として注目を集めています。

株式投資型クラウドファンディングの仕組み

株式投資型クラウドファンディング

株式投資型クラウドファンディングは、まず資金調達するために未上場会社が株式を発行します。

その発行した株式を知ってもらうために、株式投資型クラウドファンディングサービスに仲介してもらい、サイトに掲載してもらいます。

掲載されている情報をもとに、個人投資家は投資するかどうかを判断します。

投資する場合、株式投資型クラウドファンディングサービスを介してお金が企業に支払われ、その後、会社の株式を貰い受けることができます。

株式投資型クラウドファンディングのリターン

株式投資型クラウドファンディングのリターンは未上場株になります。

投資家として得られる利益は配当と株の売却益の2種類あります。

株式投資型クラウドファンディングでは、投資対象が未上場のベンチャー企業である場合が多いため、資金を事業投資に回す必要があり、配当金にはあまり期待できません。

そのため、株式投資型クラウドファンディングでは基本的に、株の値上がりによる売却益を期待することになります。

未上場の株は株式市場での自由な取引ができないため、M&AやIPOなどのイグジットの際の売却益を狙うことになります。

株式投資型クラウドファンディングのメリット

株式投資型クラウドファンディング
メリット
  • 一攫千金を狙うことができる
  • エンジェル税制の優遇を受けることができる
  • ベンチャー企業の応援ができる

一攫千金を狙うことができる

株式投資型クラウドファンディングの最大の魅力は、一攫千金を狙えることです。

普通の株式投資では、株価が数〜十数%上がれば成功と言えますが、株式投資型クラウドファンディングでは数年で株価が10~20倍になることもあります。

これは、普通の株式投資では成熟した上場企業に投資するのに対し、株式投資型クラウドファンディングでは成長途中のベンチャー企業などに投資するため、期待できる成長率の幅が広いことに起因します。

ただしその分、安定性はなく、倒産してしまうリスクも大きくなっています。

エンジェル税制の優遇を受けることができる

株式投資型クラウドファンディングでは、エンジェル税制の優遇を受けることができます。

エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を推進するために、ベンチャー企業へ投資を行なった個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。

投資額のほとんどが所得から控除されたり、キャピタルゲインから投資額が控除されたりします。

控除の上限も総所得の40%と800万円のいずれか低い方となっており、非常に充実した優遇措置となっています。

全ての株式投資型クラウドファンディングにエンジェル税制が適用されるわけではないですが、適応される場合は必ず活用するようにしましょう!

ベンチャー企業の応援ができる

株式投資型クラウドファンディングでは、将来性のあるベンチャー企業に早い段階から投資という形で応援することができます。

従来、未上場のベンチャー企業に一個人が投資できる機会はほとんどなく、あるとしても数百万から数千万円が必要でした。

しかし、株式投資型クラウドファンディングサービスによって、まだ有名でない企業に10万円程度から投資することができます。

将来性のあるビジネスの成長を楽しみにしながら投資できるのは、他の投資手段と比較しても夢がある投資と言えます。

株式投資型クラウドファンディングのデメリット

株式投資型クラウドファンディング
デメリット
  • 株を自由に売買できない
  • 倒産するリスクがある
  • 投資先の企業情報が少ない
  • 年間投資額の上限が定められている

株を自由に売買できない

株式投資型クラウドファンディングでは、未上場の株を取り扱っているため、株式市場での自由な取引ができません。

株式投資型クラウドファンディングで取得した株は、基本的に投資した会社がIPOやM&Aをした際にしか売却できません。

好きなタイミングで現金化できないというのは大きなデメリットになります。

そのため、短期的な運用を目指している方には向いていません。

倒産するリスクがある

株式投資型クラウドファンディングの投資先は未上場企業なので、上場企業と比較して倒産のリスクが高くなっています。

会社が倒産するとその会社の株は価値が0になってしまいます。

M&AやIPOがないまま会社が潰れてしまうと投資金額が返ってこないため、ハイリスク・ハイリターンな投資であると言えるでしょう。

投資先の企業情報が少ない

株式投資型クラウドファンディングの投資先の候補となる企業には情報が少ない場合が多く、限られた情報をもとに投資判断しなければいけません。

上場企業の場合、企業の事業内容や財務状況などを定期的に開示する義務があるため、豊富な企業情報があります。

一方で、未上場企業はそれらの義務がないため、情報を後悔していない場合が多くあります。

投資家としては、株式投資型クラウドファンディングサービスの運営会社の調査やコメントを信頼して、将来性や倒産リスクなどを判断する必要があります。

年間投資額に上限が定められている

株式投資型クラウドファンディングでは、一個人が一企業に1年間で投資できる上限金額が50万円に制限されています。

通常の株式投資では上限が一度の注文につき数億円程度で、1日や1年での上限は特に設定されていません。

大きな資金を有しており、それを投資に回したいと考えている投資家には向いていないと言えるでしょう。

株式投資型クラウドファンディングの始め方

口座開設(登録)する

まずは株式投資型クラウドファンディングを行なっているサービスの公式サイトにアクセスし、口座開設(登録)する必要があります。

口座開設では主に、個人情報や投資経験の記入、本人確認書類の提出などを行います。

多くの会社で、口座開設や口座の維持にかかる手数料が無料となっています。

それぞれのサービスで案件が異なるため、複数のサービスに登録することをお勧めします。

投資先を選ぶ

口座開設(登録)が完了したら、投資先を決めましょう。

自分の興味の惹かれる案件の中から、事業内容や今後の見通しなどを十分に確認し、投資先を決定しましょう。

投資先を決定したら、その案件に申し込みを行いましょう。

入金する

申し込みが完了したら、期日までに指定の口座に入金しましょう。

これで株式投資型クラウドファンディングへの参加は完了です。

投資後は特に何もやることはありません。

投資先の企業が成長し、M&AやIPOするのを待ちましょう!

おすすめの株式投資型クラウドファンディングサービス

おすすめの
株式投資型クラウドファンディング
  • FUNDINNO(ファンディーノ)
  • Unicon(ユニコーン)
  • イークラウド

FUNDINNO(ファンディーノ)

ソーシャルレンディング
運営会社株式会社日本クラウドキャピタル
サービス開始時期2017年4月
累計応募額55億5,756万円
累計成約件数169件
最低投資金額100,000円
募集方式先着
公式サイトFUNDINNOの公式サイトはこちら
FUNDINNO(ファンディーノ)特徴
  • 国内トップシェアの株式型クラウドファンディングサービス
  • 社内に公認会計士などのプロフェッショナルが多く在籍している
  • プロが企業を厳選に審査している
  • 投資商品には普通株とFUNDINNO型新株予約権がある
  • エンジェル税制優遇を受けることができる

国内トップシェアの株式型クラウドファンディングサービス

FUNDINNOは日本初の株式型クラウドファンディングサービスとして、国内でトップシェアを誇っています。

一般的にベンチャー企業への投資は、市場で多くの投資家に出資を募る上場会社とは異なり、少数の投資家から1人(1社)当たり数百〜数億の出資を受けます。

そのため一般的な個人投資家が参加することの難しい投資でした。

しかしFUNDINNOは株式型のクラウドファンディングという仕組みを利用することで、誰でも少額からベンチャー投資が可能になりました!

プロが厳選した案件のみを掲載している

FUNDINNOの運営には難関資格を持ったプロフェッショナルが数多く在籍しています。

そのプロたちが多くの会社の中から厳しく審査を行い、それを通過したものだけがFUNDINNOに投資案件として掲載されます。

個人投資家の知識だけでは判断できない部分もFUNDINNOのプロがしっかりと調べ尽くしてくれるのは、大きなメリットと言えます。

Unicorn(ユニコーン)

ソーシャルレンディング
運営会社株式会社ユニコーン
サービス開始時期2019年2月
累計応募額6億5319万円
累計成約件数17件
最低投資金額50,000円
募集方式先着
公式サイトUnicornの公式サイトはこちら
Unicornの特徴
  • 東証マザーズ上場の株式会社ZUUのグループ会社が運営
  • IoTやAIに特化したベンチャー企業に投資できる
  • 全ての案件に株主優待がついている
  • 外資系投資銀行出身者が代表を務めている
  • エンジェル税制優遇を受けることができる

IoTやAIに特化したベンチャー企業に投資できる

投資銀行や証券会社の出身者が多く在籍する株式会社ユニコーンは、そこで培ったIPOに関する知識や人脈を活かし、株式型クラウドファンディングサービスを提供しています。

特にUnicornはAI、BioTech、Consumer、EdTechの4つのコンセプトを掲げています。

これらに関連する優れた技術を持ったベンチャー企業の案件が中心となっています。

将来が期待できる技術を持った会社の案件が多いだけに、大きなリターンが期待できます。

全ての案件に株主優待がついている

Unicornが取り扱っている案件には、全て株主優待が設定されています。

株主優待の内容は企業によって異なりますが、基本的には自社サービスに関する優待となっています。

ベンチャー企業は資金に余裕がないことが多いため、上場企業のような還元はあまり期待できませんが、何かしらの特典が必ずもらえるのは嬉しいポイントです。

イークラウド

ソーシャルレンディング
運営会社イークラウド株式会社
サービス開始時期2020年7月
累計応募額1億4633万円
累計成約件数4件
最低投資金額100,000円前後
募集方式先着
公式サイトイークラウドの公式サイトはこちら
イークラウドの特徴
  • 大和証券グループと提携している
  • 有名なベンチャーキャピタルがグループ会社にある
  • 開始して間もない新しいサービス
  • 株主間契約を結んでいる
  • エンジェル税制優遇を受けることができる

有名なベンチャーキャピタルのグループ会社である

イークラウドはグループ会社にXTech Venturesというベンチャーキャピタルがあります。

このベンチャーキャピタルは実績も十分あり、業界でも評判高い会社です。

イークラウドではそのノウハウを活かし、将来性が期待できる会社のみを掲載しています。

厳選している分、案件数は多くありませんが、一つ一つが将来性を期待できる案件となっています。

大和証券グループと提携している

イークラウドは大和証券と事業運営で提携しています。

そのため掲載されている会社は創業初期の資金調達から、IPOやM&Aするまで大和証券のサポートを受けることができます。

圧倒的な知名度と業績を誇る大和証券のサポートを受けることができるため、IPOまで行き着く可能性も高くなり、投資家にとっても有利であると考えられます。

株式投資型クラウドファンディングに関するQ&A

税金はかかるの?

株式投資型クラウドファンディングは、有価証券と同じ扱いで税金がかかります。

受け取った配当金には、配当所得として20.42%の所得税などが源泉徴収されます。

また、取得した株式を売却して利益を得た場合は、譲渡所得として20.315%の税金がかかります。

しかし、エンジェル税制の優遇範囲内である場合、譲渡所得のうちの購入金額分の控除などがなされます。

株式投資型クラウドファンディングの法規制はどうなっているの?

株式投資型クラウドファンディングは、金融商品取引法によって規制されています。

案件の実施者に対して、株式投資型クラウドファンディングは「有価証券の募集」に該当するため、発行開示義務が課されます。

発行開示義務とは、発行される有価証券の内容と事業者の情報を投資家に開示することを義務付けるものです。

また、株式投資型クラウドファンディングのサービスを提供するプラットフォーマー側には、運営にあたり「第一種少額電子募集取扱業者」の免許が必要になります。

金融商品取引法では、第一種少額電子募集取扱業務における株式の発行者の調達額は年間1億円未満、投資家が投資できる額は年間50万円以下と定められています。

海外の株式投資型クラウドファンディングはどうなっているの?

株式投資型クラウドファンディングは海外では非常に活発に行われています。

特にアメリカやイギリスでは、株式投資型クラウドファンディングを通じた資金調達が一般的となっています。

また制度変更の動きも俊敏で、市場環境の整備が確実に進んでいます。

株式投資型クラウドファンディングとは まとめ

この記事を
ざっくりまとめると…
  • 株式投資型クラウドファンディングは未上場会社の株を買うことができる
  • 未上場株は将来、何十倍にも価格が上がる可能性がある
  • 最大800万円の税制の優遇措置がある
  • IPOやM&Aの際にしか売却することはできない
  • 株式投資型クラウドファンディングサービスはFUNDINNOがお勧め!

株式投資型クラウドファンディングについて仕組みや特徴、始め方など一通りお分かりいただけたかと思います。

株式投資型クラウドファンディングはリスクも大きいですが、その分成功した場合のリターンが大きい投資方法です。

早速、株式投資型クラウドファンディングサービスに口座開設し、将来性のある会社に投資しましょう!

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