- 仮想通貨レンディングの仕組みが分からない
- 仮想通貨レンディングのメリットを知りたい
- 仮想通貨レンディングのデメリットを知りたい
- ガチホとは?ガチホをすると何がお得なの?
本記事ではこうした悩みにお答えします。
近年注目が集まっている仮想通貨レンディングですが、名前だけ知っている人も多いと思います。仕組みを知らずにいると、高い利率で資産運用できる機会を失うかもしれません。
しかし「仮想通貨」と聞くだけで身構えてしまう人もいるでしょう。そんな人に向けて本記事では、仮想通貨レンディングの仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
最後まで読むと、仮想通貨レンディングが手軽にできる投資方法だと理解できるでしょう!
仮想通貨レンディングの仕組みや流れをわかりやすく解説
- 取引したい仮想通貨を購入する
- 仮想通貨を貸し出す
- 一定期間貸し出しをする間に利息を受け取る
仮想通貨レンディングの取引方法はこの3ステップで完了します。相場を確認しながら取引する株式やFXとは異なり、特別なスキルは必要ありません。
数々の仮想通貨取引所でレンディングシステムが採用されており、年率は約1〜5%と言われています。銀行預金に比べると、はるかに多くの利息収入が得られます。
仮想通貨を貸し出す期間は仮想通貨取引所によって異なりますが、期間が長いほど利率は高くなり、その分利息収入が多くなります。
貸出期間中は仮想通貨を引き出しできないデメリットはありますが、余裕資金で行えばそこまで影響はないでしょう。次の項目から仮想通貨レンディングの詳しい仕組みや、注意したい点についても解説します。
Step1.仮想通貨を購入する
まずは貸し出したい銘柄を決めます。取引所によっては、Step2で解説する工程も購入と同時に済ませられます。
仮想通貨の銘柄は将来性の高いものを選びましょう。2022年4月時点で将来性が期待されている通貨は、ビットコイン・イーサリアム・リップル・ライトコインなどがあります。
購入前に仮想通貨の時価総額(過去1年分)や取引状況を調査し、自分自身も将来性に期待できる通貨を購入するのがコツです。
ネットでの評判をうのみにすると、不正確な情報で仮想通貨を購入し損失が発生する可能性があります。必ず自分の目で確かめましょう。
Step2.取引所に購入した仮想通貨を預ける
貸し出したい仮想通貨を購入したら、次は取引所に仮想通貨を預けます。この工程は購入と同時に完了するのがほとんどですが、もし取引が別々なら購入 = レンディング完了と勘違いしないよう注意しましょう。
通貨を預ける際は貸出数量と貸出期間を決めます。貸出期間が長いほど利率は高くなりますが、長期間預けるのが不安な人には短期間で利息を得る方法もあります。
Coincheckの貸出期間と年率を例に挙げると、14日間で1.0%・30日間で2.0%・90日間で3.0%・180日間で4.0%・365日間で5.0%です。一旦貸し出すと資金は引き出せないため、貸出期間の選択は慎重に行いましょう。
Step3.期日まで放置して金利をもらう
仮想通貨を貸し出したらあとは期日まで待つだけです。株式配当と同様に、保有しているだけでインカムゲインが得られます。
期日到来まで特に何かをする必要はないため、株式相場で一喜一憂するような事態にはなりません。仮想通貨取引の中ではかなりメンタルに優しいと言えるでしょう。
ただし注意点も2つあります。1つは価格変動リスク、2つ目は貸出中に取引所が破綻するリスクです。仮想通貨は値動きの激しい資産なので、期日が到来した時点で元本が値下がりしている可能性もあります。
仮想通貨取引所も経営破綻すれば、貸し出した仮想通貨が戻ってこなくなるリスクがあります。しかしいずれの注意点も、何かしらの投資をする際は必ず付いてきます。
仮想通貨レンディングをするメリットを4つ紹介
仮想通貨レンディングはメリットが多く、長期保有可能・レンディングだけで金利が発生する・高利率・初心者でも簡単にできる点が魅力です。
仮想通貨は長期保有が最も効果的と言われており、こうした戦術を「ガチホ」と呼びます。仮想通貨レンディングは、ガチホを効果的に実践できる取引なのです。
一度貸し出しをすれば、あとは期日まで何もする必要がなく、貸出期間中はインカムゲインを得られます。仮想通貨レンディングは利率も高く、銘柄の購入から預け入れまで行うだけで簡単に利益が生み出せるのも手軽で便利です。
それぞれのメリットの特徴を更に詳しく解説します。仮想通貨レンディングが気になる人は必見ですよ!
- 仮想通貨を長期的に保有できる
- 仮想通貨を購入するだけで利益が出る
- レンディングの利率が高い
- 投資について何も知らなくても利益を生み出せる
仮想通貨を長期的に保有できる
仮想通貨レンディングで1年以上貸し出しをすると、自動的にガチホの戦術が適用されます。
ガチホは価格が下がった時には上がるまで待つ・草コインのガチホをして価格上昇を狙うといった効果が期待でき、仮想通貨取引では鉄板の戦術とされています。
仮想通貨をただ保有しているだけだと、価格が下がった時にあわてて損切りするケースもあります。しかしガチホをしておくことで価格上昇への備えが可能です。
また草コインと呼ばれる時価総額が低い銘柄(エンジンコイン・アイオーエスティー・エイダコインなど)のガチホをすることで、価格急上昇による莫大な利益を狙う方法もあります。
草コインのガチホをする際、相場が大きく動かないと利益は小さくなります。その代わり損失も少ないため、お試しでレンディングをやってみたい人が購入するのも良いでしょう。
投資初心者でも現時点で最強と言われる戦術を自動的に実戦できるのが、仮想通貨レンディングの大きなメリットです。
仮想通貨を購入するだけで利益が出る
満期を迎えた時点で通貨価格が下落している場合もありますが、期日到来までの間に決められた年率で利息収入を得られるのは魅力的です。
1つ注意したい点は、貸出期間が長いと利率も高い反面、その分損失のリスクも高くなります。一度貸し出すと期日まで引き出せないため、購入時にきちんと貸出期間を検討しましょう。
取引所ごとの手数料も注目すべきポイントです。特に短期間の貸し出しを繰り返し、その都度手数料が発生すると出費が大きくなります。仮想通貨レンディングを始める前に、取引所ごとの手数料をしっかり比較検討してください。
レンディングの利率が高い
取引所にもよりますが、仮想通貨レンディングの利率は1〜5%で推移しています。仮に1%の年率でも、普通預金口座の利率0.001%〜0.15%と比べるとはるかに高い金利です。
10万円を仮想通貨レンディングと普通預金口座で1年間運用したと仮定すると、レンディングの利息は1000円〜5000円、普通預金口座の利息は1円〜150円になります。
仮想通貨レンディングは損する可能性もありますが、Coincheckなら貸出期間14日で普通預金金利を超える利息収入が期待できます。
投資について何も知らなくても利益を生み出せる
投資と聞くとチャートの見方・売買タイミングの見極めなどのスキルが必要だと思う人もいるでしょう。しかし仮想通貨レンディングは期日到来まで待つだけなので、知識はほとんど必要ありません。
戦略を練る必要がないため投資のハードルもかなり低くなり、投資の完全初心者でも参入しやすい投資方法と言えるでしょう。
強いていえば銘柄の購入前に、現在の時価総額(過去1年分)や取引状況をチェックし、価格がどのように推移しているかチェックするのがオススメです。
過去1年間で順調に価格が上昇していれば、将来性に期待が持てます。一方、価格が下落している場合は、貸出期間を長く設定して価格上昇を狙うガチホが有効です。
仮想通貨レンディングのデメリットを3つ紹介
仮想通貨レンディングも投資の一種である以上、当然デメリットも存在します。貸出期間中の価格下落による損失の発生・解約不可・小さい金額では利益が出しづらいといった3点が挙げられます。
しかしこれらのデメリットは、仮想通貨レンディングの特徴そのものです。あらかじめ仕組みを把握し、納得したうえで仮想通貨レンディングをすれば問題ありません。
ここからはデメリットの詳しい内容を解説します。これから仮想通貨レンディングを始めたいと考えている人は、しっかり目を通しておきましょう。
- 損をする場合もある
- レンディングしている資産は動かせない
- ある程度大きい金額でないと利益が少ない
損をする場合もある
仮想通貨は価格変動リスクが大きい資産です。貸出期間中に値下がりをしても途中解約ができないケースが多く、期日到来時に元本割れしている可能性があります。
そのため購入時にどれだけ将来性に期待できるか、しっかり精査するのがポイントです。過去1年程度の値動きが右肩上がりの銘柄を選びましょう。
仮に貸出期間中に値下がりしても、これまで順調に推移している銘柄なら価格が元に戻る可能性に期待できます。
仮想通貨レンディングも投資商品なので、損失のリスクは必ず発生します。投資で資産を増やしたいけど、絶対損はしたくない」と考える人には、投資そのものが向いていません。
レンディングだけでなく、投資には必ずリスクが伴うのを許容できる人こそ、将来の資産を大きく増やせる可能性があるのです。
レンディングしている資産は動かせない
レンディングをしている資産は基本的に途中解約できません。そのため余裕資金でレンディングをする必要があります。
仮想通貨取引所によって貸出期間が異なるため、口座開設する前にしっかり確認しておきましょう。気に入った取引所が複数あれば、それぞれ口座開設するのも良いでしょう。
Coincheckは14日・30日・90日・180日・365日、GMOコインは1ヶ月・3ヶ月の短期間、bitbankは1年間のみの長期間レンディングが可能です。
ちなみにGMOコイン・bitbankは途中解約に対応しています。しかし手数料が高いので、よほどのことがない限り解約しないようにしましょう。
ある程度大きい金額でないと利益が少ない
仮想通貨レンディングは株式と比較して利益が小さいため、それなりの金額でレンディングをしないと期待する利息収入が得られません。
仮に10万円で5%のレンディングをしても、利息収入は5000円です。取引所の最高年率も比較して口座開設するのがオススメです。
短期間でも安定した利息収入を得たい人には、LINE BITMAX(ライン ビットマックス)での取引を検討してみましょう。
最短で1日のレンディングに対応しているほか、30日間・60日間・90日間のレンディングを選択すると最大年率12%で取引可能です。これは国内仮想通貨取引所のレンディングでは最高利率です。
10万円で12%のレンディングをすると、利息収入は1万2000円になります。ご自身のリスク許容度をしっかり確認し、納得したうえで利用しましょう。
仮想通貨レンディングでのガチホをおすすめする理由とは
仮想通貨レンディングによるガチホは最強であるとお伝えしました。しかし具体的にはどういった理由で最強なのか、気になっている人もいらっしゃるでしょう。
ガチホをおすすめする最大の理由は2つあります。1つは売却心理が働かなくなる、2つ目はガチホをしながら利益が出せる点です。
常に相場をチェックして売却タイミングを見極める株式とは異なり、レンディングは期日までほっとくだけです。そのため慌てて売却しようと考えなくなります。
更にレンディングでガチホをしている間に通貨価格が上昇すれば、元本が増えるため利息収入が増えます。長期のレンディングで元本が増え続ければ、その恩恵も大きくなるのです。詳しくは次の項目で解説します。
- 売却心理が働かない
- ガチホのついでに利益を出せる
売却心理が働かない
仮想通貨レンディングは相場を見て売買するものではありません。よって株式のように損切りした後価格が回復し、「あの時売らなければよかった」とガッカリすることがないのです。
原則として中途解約ができない仮想通貨レンディングですが、投資家にとってはメンタルに優しい投資方法とも言えます。ほったらかしで利益が出せるレンディングは、普段忙しい人にとっては最適です。
期日到来前に元本割れする可能性もありますが、長期で預けるのが不安な人は短期間のレンディングをこまめにするのが良いでしょう。取引所ごとに設定された貸出期間をしっかりチェックするのがポイントです。
仮に1年間ガチホをするとして、元本20万円・年率5%だと定期的に1万円の利息が入ります。もし貸出期間中に値上がりして元本が25万円になった場合は、1万2500円の利息が得られる計算です。
もし元本20万円を普通預金に入金し1万円の利息を得る場合、約33年もの月日が必要になります。(利率0.15%の場合)何となく普通預金に入れている資金がある人は、その一部を仮想通貨レンディングで運用するのがオススメです。
簡単に取り組める仮想通貨レンディングで、コツコツ資産運用してみるのはいかがでしょうか。
ガチホのついでに利益を出せる
長期間ガチホをすることで、仮想通貨自体の価格が上昇した時に利息収入が多くなります。収益が右肩上がりの仮想通貨を貸し出すと、値上がりの恩恵も大きくなります。
仮想通貨の値動きは激しいため、値下がりして元本が目減りする可能性もあります。しかし投資家自身が手間をかけずに利息収入を得られるのは大変魅力的です。
チャートを使用した予測や売買タイミングなど、本来投資に必要なスキルがなくても仮想通貨レンディングで資産運用ができます。
投資の勉強にあてる時間が取れない、または投資の知識は難しくて抵抗がある人でも、気軽に仮想通貨レンディングで利益を出せます。まさに完全初心者向けの投資方法と言えるでしょう。
ただし銘柄を購入する前に、過去の価格推移や現在の市場価格はしっかり確認しておきましょう。今後も価格が上がると期待できる通貨のみ購入するのがポイントです。
難しい知識は不要ですが、その通貨を購入しようと思った理由はしっかり持つのが大事です。しっかり下調べをして、将来性に期待できる通貨を厳選しましょう。
仮想通貨レンディングとは まとめ
ざっくりまとめると…
- 仮想通貨レンディングは購入・預け入れ・放置の3ステップで完了する
- 貸出期間中に放置するだけで利息収入が得られる
- 元本割れ・途中解約不可・レンディング金額が大きくないと利息が少なくなる点は考慮しておきたい
- 仮想通貨の最強戦術「ガチホ」が自動でできるのが仮想通貨レンディングの強み
今回の記事では、仮想通貨レンディングの仕組みやメリット・デメリットについて解説しました。
値動きの激しさを逆手に取り強制的にガチホで利益を狙える仮想通貨レンディングは、投資初心者でも利益が出しやすい仕組みになっています。
もちろん仮想通貨レンディングにもデメリットはありますが、対処法さえ間違えなければ大きな損失にはなりません。仮想通貨の動向は購入前にきちんと把握しておきましょう。
最初から長期間貸し出すのが不安な人は、まず数日〜1ヶ月程度の短期間からレンディングを試し、仕組みを理解してから長期の貸し出しに挑戦してみるのがオススメです。
仮想通貨レンディングは短期・長期どちらの投資スタイルにも適応できます。まずは取引所ごとの個性を調べてみてはいかがでしょうか。