VanEck、仮想通貨とAIに特化した3,000万ドルのベンチャーファンドを設立
投資管理の大手であるVanEckが、仮想通貨と人工知能(AI)に特化した新たなマルチミリオンドル規模のベンチャーファンド「VanEck Ventures」を設立したことを発表した。
この新しいファンドは、フィンテック、デジタル資産、AIの交差点で事業を展開する企業への投資に焦点を当てるものである。
仮想通貨とAIに特化したベンチャーファンド
VanEckのCEOであるジャン・ヴァン・エック氏は、次のように述べている。
「1968年に金への投資アプローチを開拓し、2017年にはビットコインの破壊的可能性を認識するなど、長期的な視点で変革的な機会を捉えることは、当社の投資哲学の一部であり続けている。このファンドは、そのビジョンを早期段階のベンチャー領域に拡張するものだ。私たちは、フィンテックの未来を築く破壊的な企業の創業者を支援できることを楽しみにしている」と述べている。
プレスリリースによると、このファンドは、トークン化資産、ネイティブのオンチェーンマーケットプレイス、次世代の決済プラットフォームに取り組むプロジェクトに焦点を当てるという。
VanEck Venturesのゼネラルパートナーであるワイアット・ロナーガン氏も、次のように述べている。
「当社の投資論の中心にある3つの転換点が、インターネットの基盤を再構築し始めている。ステーブルコインがオープンソースの銀行層として台頭し、ブロックスペースのコモディティ化、そしてAIの飛躍的な進歩がそれである。これらの融合が、グローバルに接続されたユーザー中心の金融体験に対して、これまでにない機会を生み出している。私たちは、これらのイノベーションの上に構築している創業者を支援することに興奮している」
このファンドはすでに4件の投資を行っているが、詳細はまだ明らかにされていない。
プレスリリースによれば、全体で25~35件の投資を行う予定で、各投資額は50万ドル(約7,400万円)から100万ドル(約1億4,800万円)に及ぶ見込みである。
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