SEC、ニューヨーク証券取引所とCBOEのビットコインオプションETFを承認
米国証券取引委員会(SEC)は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とシカゴ・オプション取引所(CBOE)のビットコイン(BTC)オプションETFの上場を承認した。
これにより、米国内の主要取引所でビットコインに基づくオプション契約が取引可能になる。
ルール変更と市場への影響
SECによると、今回の承認はNasdaqが申請した「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」のオプション上場ルール変更が承認されたことに続くものである。
SECは次のように述べている。
「委員会は、NasdaqがiShares Bitcoin Trustのオプション上場と取引を許可するルール提案を承認したことを踏まえ、今回のオプションETFも同様に、ヘッジ手段を提供し、流動性を高め、価格効率を向上させ、基礎ファンドのボラティリティを抑える効果が期待される」とした。
さらに、SECは「こうしたオプションの上場を許可することで、市場の透明性と効率性が向上し、関連製品の市場にもプラスの影響をもたらす」と述べている。
市場の「爆発的な動き」に対する期待
Bitwiseのアルファ戦略責任者であるジェフ・パーク氏は、NasdaqがBlackRockのIBITオプションの上場を承認した後、「市場は荒れる可能性がある」と指摘している。
「BTCは追加供給が容易ではないため、オプションETFの導入は驚くほど素晴らしいことになる」とパーク氏は述べ、ビットコイン市場の独自性に注目した。
「ビットコインオプション市場は、供給制限のある商品に対する規制されたレバレッジを提供する初の例となる。市場が混乱する可能性もあるが、GME(GameStop)とは異なり、ビットコインは並行して存在する分散型市場があり、それを止めることはできない。これにより、さらに市場が加熱するだろう」と予測した。
ビットコインETFオプションの意義
ビットコインETFオプション市場は、従来の金融市場における新たな投資手段として注目されている。
今回のSECによる承認は、ビットコインを基盤とするETFの流動性を高め、価格の安定性を向上させるだけでなく、機関投資家や個人投資家の参入を促す重要なステップとなる。
市場の動向により、今後のビットコイン価格や取引量がさらに拡大することが予想され、分散型金融(DeFi)市場や他の関連製品にも影響を与えるだろう。
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