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Paypal、独自のステーブルコイン「PYUSD」を使った初の企業取引を完了

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Paypalは、自社のステーブルコインである「Paypal USD(PYUSD)」を使用した初の企業取引を完了した。

これは、同社と監査法人アーンスト・アンド・ヤング(EY)との協力により実現されたもので、デジタル通貨が国境を越えた取引の効率化に果たす役割を示している。

目次

PYUSDを使った初のビジネス取引を完了

Paypal Holdings Inc.は、企業向け決済の効率化を示すため、自社のステーブルコイン「Paypal USD(PYUSD)」を使用した初の取引を完了した。

先週、PaypalはEY LLPとの取引においてPYUSDでの請求書決済を行った。

この決済は、SAP SEの「デジタルカレンシーハブ」プラットフォームを通じて実行され、企業は24時間365日で即時にデジタル決済を行うことが可能だ。

取引の具体的な金額は公表されていないが、この取引は伝統的な通貨に連動するステーブルコインが、国境を越えた決済を簡素化できることを示している。

なお、Paypalが昨年導入したPYUSDは米ドルに連動しており、その時価総額は約7億ドル(約1036億円)に達している。

企業取引に適したPYUSD

Paypalのブロックチェーン、仮想通貨、デジタル通貨担当シニアバイスプレジデント、ホセ・フェルナンデス・ダ・ポンテ氏は、「PYUSDについて非常に期待している」と述べている。

「PYUSDは企業環境に非常に適している。CFOとの間で非常に合理的な会話ができる価値がある」と同氏は語った。

特に伝統的な通貨が不安定な地域では、企業の間でステーブルコインが好まれる傾向が強まっている。

ステーブルコインは、より迅速な支払いを可能にし、第三者への依存を減らすためだ。PaypalがPYUSDを用いた今回の取引は、企業向けの取引におけるステーブルコインの有用性を示している。

ダ・ポンテ氏は、Paypalが信頼性のある業界のパートナーと協力していることを強調し、ステーブルコイン決済の実用性を確かめていると述べた。

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