ハリス氏はバイデン氏よりも仮想通貨に「より支持的」：ギャラクシー・リサーチ

ギャラクシー・リサーチの新しい政策スコアカードによると、2024年大統領選挙の候補者であるドナルド・トランプ氏、カマラ・ハリス氏、現職のジョー・バイデン大統領の間で、仮想通貨およびブロックチェーン規制に対する姿勢が比較され、トランプ氏が業界に最も好意的な候補者であることが明らかになった。

トランプ氏が仮想通貨業界に最も好意的

ギャラクシー・リサーチの責任者であるアレックス・ソーン氏は「トランプ氏は間違いなく仮想通貨業界に最も好意的である」とツイートし、同時にハリス氏がバイデン氏の実績を上回る可能性にも期待感を示している。

ハリス氏は、特にイノベーションと金融包摂において、バイデン氏の政策よりもデジタル資産に対して支持的な立場を取る可能性が高い。

この報告書は、公的発言や選挙キャンペーンの内部情報に基づいており、各候補者が仮想通貨業界にどのような影響を与えるかについて詳しく分析している。

TRIGGER ALERT 🚨

i’m releasing our policy scorecard on the positions of biden, harris, and trump on major bitcoin & crypto issues

bottom line: while trump is undoubtedly more favorable for the industry, we’re optimistic that harris could be more supportive than biden has been pic.twitter.com/qNKeLtppcS

— Alex Thorn (@intangiblecoins) October 14, 2024

ハリス氏の仮想通貨政策

ハリス氏は、トランプ氏のように積極的に仮想通貨を支持してはいないものの、業界にとって大きなリスクは少ないとされている。

ビットコインに対しては比較的中立的な立場をとっており、アルトコインに関する規制の強化が予想されるが、バイデン氏の政策よりは支持的なものになるだろうと見込まれている。

トランプ氏の仮想通貨に対する姿勢は、規制緩和とイノベーションの推進を中心としており、特にSEC（米証券取引委員会）のゲイリー・ゲンスラー委員長を交代させるという計画が注目されている。

ゲンスラー氏の厳しい執行方針は、仮想通貨企業や支持者にとって大きな不安材料となっていた。

トランプ氏、ビットコインマイニングを強力に支持

特筆すべきは、トランプ氏がビットコインマイニングを強く支持している点だ。バイデン氏がこの分野で中立的な立場を取っているのに対し、ハリス氏は環境への影響を懸念している。

しかし、トランプ氏はビットコインマイニングの規制を緩和し、国内での拡大を推進しようとしている。

トランプ氏は、さらに「World Liberty Financial」という分散型金融（DeFi）プロジェクトを通じて、アメリカを「仮想通貨の首都」にする計画を打ち出している。

このプロジェクトは認定投資家向けに提供され、イーサリアムブロックチェーン上で運用される予定だ。

ハリス氏の仮想通貨に対する最新の姿勢

ハリス氏はこれまで仮想通貨に関してはあまり発言していなかったが、最近の選挙キャンペーンでは変化が見られる。

10月の最新のアジェンダでは、黒人男性有権者をターゲットに、仮想通貨保有者を保護するための規制枠組みを導入することを約束している。

また、先月には、ブロックチェーンやAI、量子コンピューティングなどの新技術において、アメリカのリーダーシップを維持することを誓った。

バイデン氏の仮想通貨政策への批判

報告書によれば、バイデン政権は仮想通貨業界に対して最も不利な候補者とされている。

特に、財務省の銀行秘密法（BSA）の拡大やブロックチェーン企業への制裁など、規制執行の厳しさが批判されている。

さらに、税制やIRSに関する明確な指針が欠如していることも、仮想通貨コミュニティからの不満を招いている。

最新のConsensysの調査によると、56%の有権者がトランプ氏の仮想通貨支持の立場を支持している。

調査では、仮想通貨所有者の85%が大統領候補者に対して仮想通貨支持の政策を採用することを望んでおり、2024年の選挙において仮想通貨投票が決定的な役割を果たす可能性があるとしている。

＼discordを使って／

仮想通貨のニュースを逃さずチェック