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Crypto.comがウェルズ通知を受領、SECに対し訴訟で応戦

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シンガポール拠点の大手仮想通貨取引所Crypto.comが、米国証券取引委員会(SEC)に対して訴訟を提起した。

これは、同社がSECからウェルズ通知を受けたことを受けての対応だ。ウェルズ通知は、SECが個人や企業に対して調査を進めていることを示すものである。

目次

Crypto.com、SECに対抗する訴訟を提起

Crypto.comは声明で、「米国の仮想通貨業界の未来を守るため、我々はSECに対して訴訟を提起した。

これは、法の下で認められた権限を超えて行動している誤った連邦機関に対して、多くの同業者とともに行動を起こしている」と発表している。

同社によれば、SECの規制手法が今回の前例のない法的措置を取らせる要因となったという。

訴訟の詳細とSECの規制拡大への異議

Crypto.comは訴訟の中で、SECが法定の権限を超えて管轄範囲を一方的に拡大し、仮想通貨取引がどのように販売されようとも証券取引と見なす不法なルールを設定していると主張している。

「この不法なルールは、行政手続法(Administrative Procedure Act)に基づく通知とコメントの期間を経ておらず、また、同じ特徴を持つビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)と同じ形で販売されているにもかかわらず、SECの適用は恣意的で不合理である」との主張だ。

さらに、SECの違法な行為を阻止することを求め、連邦法に違反していると訴えている。

Crypto.com CEOのコメント

Crypto.comのCEOであるクリス・マルザレク氏もX(旧Twitter)において、SECの仮想通貨業界に対する姿勢を批判している。

「SECの権限を超えた行為と不法なルール作りを止めなければならない。最近の判決では、仮想通貨自体は証券ではなく、単に手を変えるだけで投資契約にはならないことが明らかにされた。この理由や他の理由から、米国の仮想通貨市場について非常に強気であり、米国顧客向けのサービス拡大計画も間近だ」と述べた。

この訴訟は、SECと仮想通貨業界の間の対立が続く中での最新の展開となり、今後の動向に注目が集まっている。

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