ビットコインの取引量が2024年に急増|2週間以内に2023年の記録を更新へ
2024年はビットコインネットワークにとって新たな記録を生む年となっている。2024年の取引データによると、ビットコインの取引数が過去最高を更新し、2週間以内に2023年の記録を超えると予想されている。
特に、最も取引量が多かった5日間はすべて2024年中に発生した。
2024年、記録的な日次取引数を達成
2024年は、ビットコインの価格が過去最高に達し、ハッシュレートがピークに達するなど、仮想通貨市場に新たなマイルストーンを刻む年となった。
特にビットコインの取引量に関しては、歴史上最も多い5日間が今年に記録されている。
その中で最も多かったのは2024年4月23日で、この日は927,010件の取引が確認された。また、次に多い取引量を記録したのは9月8日で、その日は910,083件の取引が行われた。
また、3番目に取引が多かったのは7月21日で、859,629件の取引があった。続いて、5月26日には852,655件、そして7月23日には838,977件の取引が記録されている。
初期のビットコインの取引量と比べるとその増加は顕著で、ビットコインが登場した2009年の最も取引が多い日は12月18日で、その日確認された取引数は225件に過ぎなかった。
ビットコインの取引量の成長と年次記録
2010年にはネットワークが徐々に拡大し、11月21日に取引数は10,044件に達した。
2011年6月14日には14,158件の取引が確認され、前年の記録を大きく上回る結果となった。
さらにその翌年の2012年6月14日には、61,938件の取引が確認されるなど、ビットコインの取引量は年々大幅に増加してきた。
2018年は例外的に2017年を上回ることはなかったものの、2017年12月14日に記録した490,644件の取引数はしばらく保持され、2023年12月31日に731,351件の取引が確認されるまで破られることはなかった。
このようにして2023年は年次取引数が153,415,993件という記録を持つこととなった。
しかし2024年は既に10月6日時点で145,225,680件の取引が処理されており、このペースが続けば2週間ほどで2023年の記録を超える見込みだ。
取引量の増加と今後の課題
ビットコインは今もなお記録を更新し続け、その成長の軌跡は明らかだ。
しかしながら、現在のビットコインの取引処理速度(8.94トランザクション/秒)は、伝統的な金融(トラディショナル・ファイナンス、通称「トラッドファイ」)であるVisaやMastercardに比べて遅い。
また、他のブロックチェーンと比較してもスケーラビリティの点で課題が残されており、ビットコインが今後さらなる進化を遂げるには克服すべき壁があるといえる。
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